カローラフィールダー (平成26年式 NZE161)にお乗りのお客様から、「車体がゴトゴト振動して発進しにくいので点検したい」というご依頼でした。
点検するとエンジンマウントが消耗していたので交換させていただきました。
今回の点検では大きいゴムが目視で分かるほどに切れていました
エンジンマウントはエンジンと車体の間に取り付けられる主にゴム製のパーツです。
一般的には3つ、中には4つついている車種もあります。
エンジンマウントには以下の役割があります。
- エンジンを固定する
- 車体に伝わるエンジンの振動を軽減する
走行中のエンジンは激しく振動しているため、車体に固定する必要があります。
ただ、固定をすると車体に振動が伝わって快適性が失われてしまいます。
そこで、ゴム製のエンジンマウントが固定しつつ振動も吸収するのに役立っているということです。
エンジンマウントは10年もしくは10万kmを待たずとも、以下のような症状が現れたら交換の検討をおすすめします。
- アイドリング、加速時、減速時の衝撃が大きくなる
- 加速時、減速時に「ガツン」という異音がする
- MTの場合、ギアチェンジのときに振動が大きくなる
- ATの場合、NからDにいれたときブルブルと大きな振動がある
主に振動が大きくないか異音がしないかが、エンジンマウントの劣化を疑うポイントです。
修理後は振動が無くなり快適に走行できました
修理のご依頼ありがとうございました